2025年10月の活動報告


2025.10.2 議会全員協議会

 9月通常会議が終わったばかりで、10月臨時議会に上程される補正予算の説明です。補正は、大学の基本構想策定の一部を計上するもので、その背景などが詳細に説明され、質疑もかなり出されました。

 ここでの補正予算となった理由は、大学の基本構想の中で設置場所として、本通り二丁目再開発事業に併合する形での設置となっており、その再開発事業を、国の要綱が変わった為に、急いで基本計画のうち部屋種や面積を確定する必要が生じた為の補正との事。国の要綱の改正に伴う処置で、仕方が無い面もありますが、このまま進めると、大学の具体的なカリキュラムなどの協議がないまま、入れ物の面積や部屋数や種類だけ確定してまう訳で、先に箱を作って、後から入れる物を考えるという状況になります。これではグローバルスタンダードで世界際せ引退の研究ができる大学を作ることは難しいのではないかと思います。

 また、この予算を可決し、基本計画に着手してしまうと、万一、大学設置を止めた場合には、再開発組合に約10億円もの賠償金的な支払いが生じる可能性もあるとの事で、今回の補正予算の可決により事実上、大学設置は戻れない事業となります。

 これらの背景も市民にはほとんど説明されておらず、補正予算の採決となると、各議員の判断が注目されるところです。


2025.10.1 第306回9月通常会議[最終日]

 最終日のトピックスは、R6決算のうち、駐車場事業特別会計が合併以降の北上市議会において初めて「不認定」となった事です。決算特別委員会では賛成多数で認定されていたので、本会議においては賛成少数となったからです。反対した理由は議員それぞれ微妙に違うとは思いますが、市営駐車場の管理を委託されている北上都心開発(株)が、義務納付金を滞納した事と、それを議会にも報告なしに120ケ月の分納としてしまった点だと思います。

 また、補正予算のツインモールプラザ再生事業と駐車場会計についての質疑は集中し、質疑の範囲を超えて一班質問の様相を呈してきたりと、議論が白熱しましたが、補正予算は一般会計も駐車場特会も賛成多数で可決されました。