2020年2月の活動報告


2020.2.28 予算特別委員会第二分科会[1日目]

 予算審議の初日は、生活環境部全体と、教育部のうち、文化財課、埋蔵文化財センター、博物館、図書館、鬼の館、学校給食センター所管の予算について審議しました。

 生活環境部では、特にマイナンバーカードの発行事務などの関する予算が増えており、国の方針では令和5年までに全国民にカードを発行するとの事で、それに対応した予算を掲示用したものの、達成するには毎年2万6~7千枚の発行しなければならず、かなり難しいとの事でした。

 教育部では、新型コロナウィルス感染拡大防止の為の学校休校などの対応で、部長が不在の中、担当課長たちから説明を受けました。特に、学校給食センターは、4月から南部学校給食センターと給食費の公会計化に伴うシステムの稼働で、かなり大変な時期に、ウィルス対策による休校により給食も停止される為、残った食材や発注のストップなど、対応に追われているとの事でした。


2020.2.27 第248回2月通常会議[一般質問:2目]・教育民生常任委員会

 一般質問は2人の議員が登壇しました。来年度からコミュニティスクールの導入準備が本格化するので、それについての質問でした。現在の北上市では、既に学校と地域の連携はかなり深く実践しているので、その延長線上で導入できるような答弁でしたが、質問者は、権限の拡大による弊害を心配していました。個人的にも、その点に不安があるので、質問と答弁にもあったように、運営規則の作り方が重要になってくると思われます。

 教育民生常任委員会では、付託になった3件の条例改正と1件の請願つにいて審議し、すべて可決または採択されました。特に、請願については、「子どもの権利条例」の制定を求める項目がある請願で、当局としても、子どもの貧困対策の中で検討していたが今年度中には手を掛けられなかった、説明もあり、制定に向けて、少しは前進したのではないかと思います。以前に、視察にいった遠野市でも「わらすっこ条例」を制定した事で、子ども関わる施策や事業に予算が付きやすくなった、という話もありましたので、是非、制定したいものです。


2020.2.26 第248回2月通常会議[一般質問:1日目]

 初日は5人の議員が登壇しました。各議員とも、持ち時間をフルに使用しての質問を行いました。

 特に、ここ1年間、ずっと取りあけられていた固定資産税課税事務の問題については、市側は「過誤」ではなかった、という答弁であり、質問者は「誤り」を認めろ、と主張が並行線のままでしたが、その割には答弁で、質問者の言う通りだ、という場面もあったりし、少し煮え切らない感じでした。令和3年度までにシステムを改修して、異なる課税方式による比較をして差異を出すらしいので、その後の対応に注目だと思います。


2020.2.25 第248回2月通常会議[代表質問]

 4つの会派から質問しました。どうしても毎回、重複する質問が出るのですが、今回もいくつか重複していました。

 私の所属会派「北上まほろばクラブ」からは平野明紀議員が質問し、私が関連質問を行いました。

 平野議員の質問で、アパートなどの建設やリフォームに対する補助金についての成果について質問したところ、成果はあったような答弁でした。しかし、2/15時点での市内のアパートの空室は、あるネット情報だと1,200戸余もあるとの事。新規建設が800戸余なので、1年半分もの空室がある訳です。年度末の転出入の為にも空き室はある程度あった方が良いものの、少し多すぎると思います。しかも、築年数が古い程、空室が多くなりつつあり、1億円余も補助金を使って、空き家を増やしているだけのような気がします。更には、人口減少地区には1棟も建てられていませんし、質問にはありませんでしたが、補助金対象となった施主で、北上市に在住または本社がある会社は半分に満たないのではないかと思われます。今後は、対象アパートの入居者が住民票を移動してくるかどうかのチェックが必要だと思います。


2020.2.21 議会運営委員会

 今まで、北上市議会では紹介議員が必要な「請願」と、紹介議員が居なくても出せる「陳情」とがありましたが、市内からの場合はほぼ同等に取り扱ってきました。しかし、他市の事例を見ると、その取扱い方に差を設けている議会もあり、当市議会においても、「要綱」としてきちんと定めた方が良いのでは、という事から協議しまとめまして。


2020.2.19 第248回2月通常会議[初日]

 任期中の最後の通常会議がスタートしました。初日は、議案の提案がほとんどで、陳情1件が不採択となり、同一趣旨の陳情も一時不再議により不採択となった件だけが、議決案件となりました。

 市長の行政報告の中で、新型コロナウイルスについて市の対応について触れていましたが、その周知についての質問がありました。市のホームページには掲載されているものの、今回のような緊急を要する案件については、市内各地区への回覧などを実施しても良かったのではなかいとも思いました。


2020.2.17 令和2年度予算概要説明会

 来年予算について、各部長からその概要についての説明がありました。例年だと丸一日の時間を割くのですが、水道企業団議会が夕方からある事もあり、かなり短縮した時間の中での説明でした。

 特に、一般会計で当初予算としては初めて400億円を超える大型予算となりました。学校統合、健康福祉センターの移転や道路費用などなど大型投資が相次ぐ事によるものです。


2020.2.14 議会運営委員会・教育民生常任委員会

 第248回2月通常会議の日程と取り扱い議案について協議しました。今回、特に議論した点は、「陳情」の取り扱いについてです。現在、北上市議会では、市内からの「陳情」については紹介議員が必要な「請願」と同じように扱っていましたが、今後は「請願」と「陳情」についての扱いを整理していこうという結論になり、できれは任期中に整理していければと思います。

 教育民生常任委員会では「第2期北上市子ども・子育て支援事業計画」についての勉強会を開催しました。委員以外の出席もあり、質疑も出されましたが、範囲も広く、予定時間をオーバーしてしまったので、残りは2/28までのパブリックコメントで出して貰う事にしました。 


2020.2.13 議会全員協議会(議長招集)

 まずは、長期欠席議員への報酬減額などを定めた「議員報酬等の特例に関する条例」について説明があり、次の議会に議員発議で出すことになりました。それに合わせた点と、今まで改正されなかった点などを含めて会議規則や、議会申し合わせ事項などの改正も行う事になりました。ただ、今回は議論になりませんでしたが、「議会申し合わせ事項」という内容は、一般市民には公開されておらず、できるだけ「会議規則」などの公開している文章に記載すべきではないか、という動きが他議会でも出てきており、今後の検討課題の一つです。

 次に、議会BCP(業務継続計画)について説明・協議し、これをもって北上市議会として制定することとなりました。

 また、各常任委員会で実施した「施策評価」についても各委員長から報告がありました。

 そして、総務常任委員会でまとめた政策提言「持続可能な地域の発展に必要な人材を確保していくための提言」つにいて説明がありました。これは2月通常会議初日の本会議終了後に、議長から市長へ手交することになりました。


2020.2.6 会派例会

 北上まほろばクラブとしての代表質問の内容を協議しました。質問者は平野議員で、市長と教育長の演述内容が未定稿ながら公開されたので、以前に質問項目をピックアップしていた中から、絞り込んでいきました。

 私は、安心安全に関しての項目を出していて、ヒアリングまでしていましたが、演述内容には「安心・安全」について述べられておらず、削除しようと思いましたが、企業誘致のマイナス面として取り上げてはどうかとの意見もあり、質問項目に含め、関連質問を行う事としました。


2020.2.5 臨時会議・議会全員協議会・市政調査会・スポーツ議連・教育民生常任委員会

 第247回2月臨時会議では、総合計画調査検討特別委員会の委員長報告があり廃止となりました。(改選後に再設置の予定)2件の報告と補正予算が可決されました。特に、補正予算では、今年度にエアコンを設置できなかった小中学校や幼稚園、学童保育所などへのエアコン設置費が盛り込まれ、全額繰越明許費とし、年度明け直ぐにでも工事に掛かり夏までには終わらせたいとの事でした。

 全員協議会では、2月通常会議での議案の説明が中心でしたが、特に注目されたのは新たな工業団地の増設です。既に市内の工業団地の空区画は全て引き合いがあり、新たな区画が必要になった為との事。今回は今まで同様ではなく、準工業地域にして、研究開発などを行う企業を誘致したいとの説明でした。その理由の一つには、大卒者の地元就職先の確保という狙いもあるそうです。6工期に分けて造成・分譲していく予定のようです。

 市政調査会とスポーツ振興議員連は改選を前にした臨時総会を行い、事業報告と決算報告を行いました。

 教育民生常任委員会は、まだ2月通常会議においても委員会が予定されていますが、とりあえず来年度への申し送り事項を協議しました。申し送りはあまり沢山するのではなく、絞った方が良いという事で2件だけとなりました。


2020.2.3 議会運営委員会

 5日に開会する、第247回2月臨時会議の議案の取り扱いについて協議しました。特に、総合計画調査検討特別委員会の委員長報告を行うか協議しましたが、委員長報告を行い、特別委員会の解散とする事にしました。